こんにちは。
最近は1日が経つのが早く感じます。南アフリカの空気に慣れてきた証拠でしょうか?
南アフリカはアフリカの中でも発展している国で、日本の民間企業も数多く進出しています。業種は商社、メーカー等様々です。
その中でもとある日本の種苗メーカー(以下A社)が南アフリカに進出しているので、先月上旬に現地業務費をJICAに申請して、A社の農業研修に参加させて頂きました。
今回はその研修に関する記事です。
【研修場所】
研修はA社の南アフリカ支社のあるランセリアで行われました。首都プレトリアから車で45分ほどのところです。
首都近郊ではあるのですが、周りには何もなく、食料等を買うにも車で15分ほど離れたスーパーまで行かないといけませんでした。
【研修の内容】
研修の内容は以下の通りでした。
1・2・4日目 農業ビジネス研修(予算の組み方、帳簿の付け方、栽培計画立案の方法等)
3日目 野菜栽培研修(土壌や肥料等野菜栽培の基礎、各野菜(トマト、グリーンビーンズ等)毎のケーススタディ)
5日目 A社支社・工場・研究施設の見学
この研修を南アフリカ人農家9名、A社インターン4名と一緒に受講しました。
予算や栽培計画について議論していく中で、農家のリアルな金銭感覚(毎月何にいくらを費やしているのか)や農家がどのような情報を持っているかがわかり、南ア人農家の生活実感を得ることができました。
また研修の一コマで、 What is an entrepreneurial farmer? (起業家農家とは何か?)というコマがあって、その際に挙げられていたのが、
『起業家農家は農業をビジネスとして捉え、補助金に頼らず資金調達源を持つ。常に農業を向上させる情報や方法を探し、市場のニーズに気を付けている。』
ということでした。
そのような農家が増えれば農家の生計・収入は確実に向上するだろうし、そうすることが私の仕事なので頑張っていかないといけないですね(実際の活動の話はまた改めて)。
【A社見学】
他の農家の方は4日目までで研修は終了だったのですが、5日目に特別にA社の工場や研究施設を見学させて頂きました。A社の方には本当によくして頂きました。
私は今までこのような工場を見たことがなかったので、「へえー、こんな感じで作っているんだ」という感じでしたが、農業に詳しい同期隊員曰くけっこうすごい施設だったようです(写真は外観だけです)。
今まで農業に関する知識がなく、農家と配属先職員の会話についていけていませんでした。
今回学んだことを活かして、農家に基本的な予算組みやプランニング等指導していければと思います。
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