2017年3月22日水曜日

任国外旅行 マラウイ・ザンビア



こんにちは。

先日2月25日から3月9日までマラウイとザンビアに任国外旅行に行ってきました。

青年海外協力隊には任国外旅行の制度があり、1年間のうち20日間まで、配属先の了承を得たうえで休暇を取得し、派遣国以外の国へ行くことができます。派遣期間は2年間なので、最高で40日間まで利用可能です。使用しない場合は権利を放棄したとみなされ、1年目で使用しなかった日数を2年目に繰り越すことはできません。
旅行で行ける国は派遣国によって異なります。南アフリカ派遣の隊員は現在タンザニア、ボツワナ、ジンバブエ、マラウイ、ザンビアの5ヶ国に行くことができます。
また、この任国外旅行制度を利用して、日本に一時帰国することも可能です。日本への渡航は派遣期間中1度のみとなっています。

南アフリカに派遣された当初からザンビアとマラウイの2国には行ってみたいと思っていました。同期隊員も多く派遣されているし、南アと違ってアフリカっぽい国だと思っていたので。
帰国後の進路開拓の都合もあり(この辺りは次回か次々回の記事で)、なかなか機会がなかったのですが、ようやく時間も取れたので今回行ってきました。


まずはマラウイから。

旅行のルートは、飛行機で南ア・ヨハネスブルクからマラウイ・ブランタイヤへ入り、同期隊員の任地を転々として首都リロングウェまで北上しました。

ブランタイヤの空港
マラウイはWarm Heart of Africa と呼ばれているぐらい、アフリカの中では治安の良い国です。実際街を歩いていても危険を感じることはあまりなく、人も良い人が多そうな印象でした。



マラウイには観光する場所があまりありませんが、その中の観光地がマラウイ湖です。湖ではありますが、とても大きく向こう岸が見えません。砂浜もあるので、海みたいです。
マラウイ湖ではスキューバダイビングや釣り、ハイキングといったアクティビティも楽しめます(マラウイ湖の水には住血吸虫という寄生虫がおり、毛穴等から侵入してきて健康を害するため、JICA関係者は水には入れません。私達は釣りを楽しみました)。



1点、驚いたのが物価です。
マラウイはアフリカの中でも最貧国の1つとされています。なので、日用品や食材も安く販売されているかと考えられますが、実際は南アフリカよりも物価が高い物もあるぐらいでした。
南アでR15-20(約150200円)で買えるリンゴ1パックがR50相当(約500円)
と約3倍の価格で売られていたり、南アでR45(約450円)のシャンプーもR60相当(約600円)で販売されていました。

マラウイではリンゴが高い!
マラウイは自国の産業が弱く、多くの物を輸入に頼っています。南アフリカから輸入されている物が多いですが、内陸国であるマラウイまで輸送するにはコストがかなりかかり、物価も高くなっているようです。



次にザンビアです。

マラウイの首都・リロングウェからザンビアの首都・ルサカまでバスで一気に移動し、その後リビングストンに向けて隊員の任地を訪問しながら移動しました。
ちなみにマラウイーザンビアの国境では携帯電話のSIMカードを買えたり、お金を両替できたりします。両替はアメリカドルとマラウイクワチャの両方からザンビアクワチャに両替でき、レートは交渉次第です。


ザンビアはマラウイと比べると発展していて、首都には大きなショッピングモールやサッカー場もありました。元々は1つの国だったザンビアとマラウイですが、ザンビアでは銅という資源が取れるのが大きいそうです。
ちょうどU20ザンビア代表の試合がやっていました

今回の旅行でお土産に買ったのがチテンゲという布です。テーブルクロスに使ったり、テーラーさんに持って行って服や小物類(鞄や財布)を作ってもらうこともできるそうです。
私はハーフパンツをオーダーしました。出来上がりが楽しみです。

チテンゲ屋さん

ザンビアには世界三大瀑布の1つであるビクトリアフォールズがあります。



時期によって水量が変わりますが、ちょうど今の時期は最も水の多い時期で、すごい迫力です! 水しぶきで周りが白く、天気がいいとジンバブエ側が見えるらしいですが、全然見えません()



滝の周辺を散策していると滝の水が降ってきてびしょ濡れになります。訪れる際は防水カメラをお忘れなく!あと眼鏡の人はコンタクトにしていった方がいいです。ちなみに、レインコートとサンダルは現地でレンタルできます。私はレインコートなしで行って、服が水を絞れるぐらい濡れました()


最後に、どちらの国でも隊員仲間のおもてなしが凄かったです。
快く家に泊めてくれたり、料理を振る舞ってくれたり、町を案内してくれたり…感動しました()
現地語でやり取りができる隊員も多かったです。村で活動している隊員は現地人に英語が理解できない人もいるため、現地語で活動も行っているとのことでした。
普段英語ばかり使っている私はTHE・協力隊と言える生活を送っている尊敬の念を抱きました。
また、3ヶ月後に日本で多くの同期隊員に会って話せるのが楽しみです。

同期隊員が作ってくれた現地飯!



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