【訓練の流れ】
【英語HC】
午前中は英語ホームクラスの時間です。日常会話等訓練言語全般のトレーニングをします。訓練当初に行われるテストの結果に基づいてクラス分けされています。僕のクラスは派遣国がバラバラの6人でした。(職種は3人コミュニティ開発でしたが、たまたまだと思います。)
やったことは以下の通りです。
・会議の議事進行の模擬練習(訓練所の問題点について訓練生・スタッフの立場になって議論しました)
・ニュース記事について3分でプレゼン
・自分の旅行体験を10分でプレゼン
・ディベート
・日記(毎週1回)、エッセイ(お金を投資するか、寄与するかについて自分の意見を述べる)
・JICA指定のテキストに沿って、会話表現の練習
・フォーマルライティング
・アウトドアレッスン(英語のみを使用して1日外出)
後半からプレゼンや会議をすることが多くなったので、他の授業との時間のやりくりが大変でした。
クラスメートや先生に恵まれて、毎日楽しく英語を学習することができました。
(ちなみに先生は、"Stay happy, stay healthy,
stay safe, 24/7 for eternity! が口癖の先生です)
【英語TC】
午後の2時間は英語テクニカルクラスの時間です。
この時間では、職種・要請によって分けられたクラスで、自分の要請に合わせたワークショップを行います。
僕のクラスは全員コミュニティ開発で、派遣先はマラウイ4人、フィリピン1人、南アフリカ1人の計6人でした。
僕の要請は現地農民の収入向上なので、以下の内容のワークショップを行いました。
・第1回:お金の重要性
・第2回:基本的な簿記
・第3回:協同組合のメリット・デメリット
・第4回:マーケティング①(差別化・ターゲッティング)
・第5回:マーケティング②(4Ps)
僕のクラスメートはカイゼンや配属先の今後の活動プラン作りに関するワークショップをやっていました。
先生はピースコー出身の先生で、なかなか厳しい指摘もされましたが、この経験を現地の活動で活かしたいです。
【各種講座・オリエンテーション】
15時から17時までは講座やオリエンテーションが主に講堂で行われます。
講座では現地での生活に関する知識を学びます。具体的な講座は以下の通りです。
・コミュニケーション、プレゼンテーション技法
・日本の国際協力について
・病気健康管理、救急法、歯科衛生、感染症、ストレスマネージメント
・安全管理、交通事故防止
・JOCVOVを招いて各国毎の任国事情
・異文化適応、カルチャーショック
・宗教理解
・キャリアビジョン
訓練終盤にこれらの講座の理解度を確認するテストが(一応)あります。合格点未満の場合は追試ありです。
また、オリエンテーションでは、この訓練の規則に関すること、派遣中の諸制度に関すること、公用旅券に関すること等の説明があります。
これらの講座・オリエンテーションですが、訓練生全員が同じ内容を受講するため、基本的に広く浅い講座になっています。
また進行方法もただ講座を聞いているだけの受動的なものが多いです。
【予防接種】
毎週火曜日の15時以降は予防接種の時間です。
A型肝炎、B型肝炎、狂犬病といった予防接種が必要な感染症のワクチンを打ちます。
これらの予防接種を個人で受けようとすると相当なお金と時間を必要とするので、とてもありがたい機会です。
【その他の講座】
その他にも以下のような講座があります。
・体力維持講座(ラジオ体操の正しいやり方)
・体力テスト、スポーツ大会
・震災後の福島の現状を知る講座(他にも被災地を訪れるスタディツアーが日曜日に2回ありました)
・所外活動(幼稚園、老人ホーム、農家、仮設住宅などで2日間働く)
・クレペリンテスト
・野外訓練(テントで1泊2日し、テント設営・箸作りや食事作り等を自分達で行います。任国での生活に役立つ講座で知識を学んだり、オリエンテーリングをします。)
・貿易ゲーム
・特別行事(皇太子様にご接見を頂きます)
【生活班】
訓練所では語学のクラスとは別に生活班があります。
27年度1次隊では生活班は12班まであり、各班15~16人(シニアボランティアを含む)で構成されています。ちなみに班分けは50音順で分けられます(笑)。
各班には以下のような係があります。
・班長(人員報告、班ミーティングの主催、班長会議への出席)
・副班長(班長業務の補佐、講座アンケート回収)
・講座委員(講座運営補助、講座委員会への出席)
・野外訓練委員(野外訓練の運営)
・体育委員(朝の集い後のランニング・体力テスト・スポーツ大会の運営)
・ラジオ委員(ローカルFMで流れるラジオ番組の作成)
・図書委員(図書の貸出返却業務)
私は班長を務めさせて頂きました。
また、生活班では以下の2点の活動を行います。
①班ミーティング(毎週火曜日19:10~ 上記の各委員からの連絡、各人の知識・経験を基にした班ゼミ)
②日本人研究(日本・日本人について理解を深めるため研究・発表を行う)
【自主講座】
JOCVは各人異なった経歴・知識を持っており、その情報を他の訓練生にも伝えるため、訓練生自身が企画する自主講座を開催することができます。
主に平日の19~21時に開催されます。
主に平日の19~21時に開催されます。
今回の隊次では自主講座を開く人が多かったらしく、後半はほとんど毎日のように自主講座が開かれました。
内容は本当に人それぞれで、異文化理解に関する講座や国際開発教育に関する講座(どちらも私が携わったものです)もあれば、ダンスやソーラン節を踊る自主講座もあり、ネパールで起きた地震に対する支援を行おうという自主講座もありました。
また、訓練最終日前々日にバンド演奏やダンス、訓練を振り返るムービー等を行う前夜祭も企画しました。この前夜祭については記事を改めて詳しく書きます。
以上、簡単ですが訓練振り返りでした。
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