2015年7月24日金曜日

任地訪問に行ってきました!



今週月曜日から今日まで3泊4日で首都を離れて、任地であるリンポポ州・モディモッレを訪問してきました。今回はその任地訪問について書きます。



【リンポポ州モディモッレとは?】
モディモッレは南アフリカ北部のリンポポ州ウォーターバーグ州にある町です。
首都プレトリアから北に130km、車で約2時間ほどで行けます。現在南アフリカに派遣されているボランティアの中では首都に最も近い任地になります。
リンポポ州は南アフリカの中でも最も貧しいと言われている地域です。ちなみに、リンポポ(Limpopo)とは現地語のsepediで「強く流れる滝」という意味らしいです。
モディモッレは人口4万人強の町です。主な産業は農業で、農業によって支えられた町であると言えます。

訪問する前から言われていたのですが、モディモッレはそれなりの町です。
モディモッレに行く前に他のコミュニティ開発隊員の任地にも行ったのですが、それはすごい田舎でした()。自分がその任地だったら、かなり苦労するだろうな…というところでした。
モディモッレはほどよく田舎で、ほどよく都会です。少し行けば何もないアフリカの大地が広がっていますが、中心部にはちゃんとスーパーや携帯電話ショップもあるし一通りの物は揃いそうです。
モディモッレは私に合っている町ではないかと思います。



【私の配属先は?】
私はモディモッレにあるモディモッレ農業センターに配属されます。
リンポポ州農業省傘下の農業普及指導サービスを実施する機関で、農家を訪問する巡回指導やセンターでの講習会、動物への予防接種や病気・怪我の動物への治療等を行っています。
かなり離れたところにある農家も担当しており、100km以上離れた農家を訪問することもあるそうです。
今回の任地訪問では4件の農家を訪問し、キャベツ、トマト、ホウレンソウ、桃といった作物を作っていました。


【ホームステイ先】
8月の本配属からは一人暮らしをするのですが、今回の任地訪問では配属先の人の家にホームステイされてもらいました。
受け入れてくれたのはアフリカーンス(白人)の男性でした。
家はこんな感じでした。南アに来てから初めての写真!()





はい、見ての通りすごくいい家でした()
食事もとてもおいしいブライ(南アでは焼肉のことをブライという)を出してくれたりと、もてなしてくれました。
また、南アの経済事情や電力事情、モディモッレの情報等とても興味深い話も聞くことができました。


【まとめ】
今回の任地訪問では任地・配属先のリアルな情報、南ア人の生活事情などを知ることができ、とても有意義でした。住む家が決まっていればそちらも見たかったですが、まだ決まっていないので仕方ないです。

配属先の仕事ではまだセンター全体の概要を把握した段階なので、自分が何をしていけるかはこれから考えなければなりません。農業に関する知識が全くのゼロなので、それを補わなければなりませんが…
経済支援担当のスタッフがいるので、おそらくそのスタッフの仕事を手伝うことから始まると思いますが、まずは一つでも自分にできることを見つけて自分の居場所を少しずつ作っていきたいです。

明日から現地語の訓練が再開されるので、頑張ります!



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2015年7月16日木曜日

南アフリカの言語



先週から首都プレトリアのゲストハウスで南アフリカの現地語を勉強しています。今日はその現地語について書きます。


【南アフリカの現地語とは?】
南アフリカには11個の公用語があります。日本語しか公用語がない日本に住んでいる日本人にはなかなか考えられないことです。多文化社会である南アフリカを象徴する一面ですね。

11個の公用語には英語のほかに以下のものがあります。

アフリカーンス語

ソト語

北ソト語

コーサ語

ズールー語

ツォンガ語

ヴェンダ語

ンデベレ語

ツワネ語

スワジ語

英語とアフリカーンス語はヨーロッパを由来とする言語で、その他の9つの言語はバントゥー諸語となっています。これらのバントゥー諸語は似ている面もあり、南アフリカ人は自分の地域以外の現地語も理解できるそうです。


【私は何語を勉強しているか?】
僕の任地であるリンポポ州では地域によって異なるものの、私の赴任先のモディモッレでは北ソト語が主に使用されているので、私は今北ソト語を勉強しています。北ソト語(Northern Sotho)はこちらではSepediとも呼ばれています(正式にはSepediNorthern Sotho の方言です)。

職種や配属先によっては現地語を勉強しないケースもあります。私と同じ27年度1次隊で南アフリカには4名派遣されていますが、1名は英語を勉強し、3名が現地語を勉強しています。3名はそれぞれ異なった現地語を勉強しています。
私のようなコミュニティ開発で地域に入っていく職種では、言語は重要なファクターになるので、地域に根付いた現地語が少しでもできるようになることが望ましいです。


Northern Sotho の紹介】
今まで学んできたNorthern Sothoを少し紹介します。

Hello
 Dumela(相手が一人(single)の時)
 Dumelang(相手が複数(plural)の時)

How are you?
  O kae? (single)
  Le kae? (plural)

I am fine.
  Ke gona.

Good bye!
  Sala gabotse (single / stay well)
  Salang gabotse (plural / stay well)
  Sepela gabotse(single / go well)
  Sepelang gabotse (plural / go well)

All right.
  Go lokile.

I'm Ichiro.
  (Nna) ke Ichiro.

発音はgが少し難しいですが、基本的に英語と同じ感じです。

新しい言語を習うのはなかなか難しいことですが、このSepediは協力隊で南アフリカ派遣にならなかったら知りもしなかった言語です。これも何かの縁だと思って頑張ります。


【番外編】
南アフリカの現地語のひとつにアフリカーンス語があります。
元々南アフリカはオランダの植民地だったのでオランダからの移民が多く、その移民達が使っていたオランダ語が変化したものがアフリカーンス語です。

そのアフリカーンス語で「~~でしょう?」と確認する時に使う言葉が面白いんです。

なんて言うと思いますか?

」って言うんです!文の最後に。 「~~、ne」って()

日本語と同じで可愛いです()。親近感がわきますね!




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2015年7月11日土曜日

南アフリカ到着!




7月6日月曜日の夕方のフライトで日本を離れて、7日火曜日の朝方に南アフリカのヨハネスブルクの空港に着きました。
その後、首都プレトリアに移動し、8月初旬の任地赴任まではプレトリアのゲストハウスに滞在します。
今日は南アについてからの4日間について簡単に書きます。


南アフリカは南半球なので、今は冬。空港に着いたら予想通りの寒さでした。
ヨハネスの空港で預けていた荷物を回収する時、バックパックに付けていたバックパックカバーがなくなっていました。
恐れていた通りロストしたかと思っていたら、なぜか南ア派遣の他の隊員のバックパックに付けられていました()
他になくなっている荷物もなく、無事に到着することができました。


ヨハネスからプレトリアに行く道路はめちゃめちゃきれいで、日本とほとんど変わらないです。
ゲストハウスは白人の方が経営しているところで、僕たちが任地に赴任するまでの間は協力隊員4人で貸切となります。フルーツたくさんの朝食が食べられ、これもアフリカとは思えないクオリティーです!


その後の3日間では、大使館を訪問したり、南アでのJICAの活動や安全・病気に関するオリエンテーションがあったり、携帯電話を契約しました。
2日目にはプレトリア市内の中心地を歩きました。きれいな街並みが並んでいますが、観光客はあまりいませんでした。
皆さんご存じの通り、南アフリカは治安の悪い国です。プレトリアは車社会ということもあり、昼間でも道を歩いている人はほとんどいません。多くの家は電気フェンスがつけられています。南アには中国人が多く、中国人はお金を持っていると思われているため、出歩く時には注意が必要です。
そのため、まだほとんど写真も撮れていません。


昨日から現地語(スペディ)の訓練が始まりました。詳細はまた後日触れます。任地でうまくコミュニケーションがとれるように頑張ります!




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