2016年3月3日木曜日

ExcitingなJICA研修


先週1週間はJICAの農業研修に参加してきました。

なので月曜日に1週間ぶりに出勤したのですが、どうやら先週任地モディモッレでストライキがあったそうです。
先週火曜日から3日間、政府の水道や電気の供給に対してタウンシップに住む人々が不満を持ち、暴動を起こしていたようです。
今回はちょうど私がいない週だったのでラッキーでしたが、比較的安全だと思っていたモディモッレでもそのような事件があるのだなと思い、安全面は引き続き警戒していかなければならないと感じました。

また火曜日から産休を取っていた職員が職場に復帰しました。
「いつ子供は産まれたの?」と聞いたら「11月の頭だよー」と話していました。
まだ出産してから4ヶ月です。医学的なことはよくわかりませんが、早い復帰ですよね。
南アフリカの女性は本当にたくましいです。

さて、今回は先週の研修のことを書きます。

SHEPってなに?】

今回参加したのはJICASHEPというプロジェクトに関する研修でした。
SHEPとは『Smallholder Horticulture Empowerment and Promotion』の頭文字で、日本語訳すると『小規模園芸農民組織強化計画プロジェクト』になります。
簡単に説明すると、今まで自給自足の生活を送ってきた小規模農家を、市場へ農作物を販売するために作る稼げる農家に変えよう、というプロジェクトです。
元々はケニアで行われたプロジェクトで、プロジェクトの対象となった農家は平均して2倍以上所得が向上したそうです。
その後アフリカでの市場志向農家への需要増加やJICA(日本政府)の方針もあり、現在SHEPはアフリカの23ヶ国で広まっています。
(※SHEPで検索すればたくさん出てくるので、興味のある方は検索してみてください。そして上記のことが間違っていたらごめんなさい…)

【今回の研修】

今回の研修は1・2日目はヨハネスブルグで、3~5日目はポロクワネで行われました。
会場がどちらもホテルだったのですが、どちらも南アに来てから泊まったことがないような素晴らしいホテルでした!(写真を撮り忘れたのが残念…)
しかも相部屋ではなく1人1人個室という今までにない待遇でした()
JICA職員や専門家になればこんな素晴らしいホテルで会議ができるのか…と少し感動もしましたが、普段の草の根活動とのギャップが激しかったです。


1・2日目はアフリカ10ヶ国以上から100名近い政府職員・JICA関係者が参加していました。
SHEPの概要、他のアプローチにはない特徴、アフリカ各国におけるSHEPの取組状況が主なトピックで、2日目にはグループになって各国のSHEPの状況、問題点をディスカッションしました。
 
3日目からは北部の大都市ポロクワネに移動。参加者は35名ぐらいになりました。
ここからはSHEPアプローチの中でもジェンダーにポイントを絞ってを受けました。
4日目にはジンバブエとの国境近くの農業センターに移動し、農家に対してジェンダーに関するワークショップを行い、最終日には今後のSHEP取組スケジュールを確認しました。


印象的だったのは、SHEPは農家の内発的動機を引き出すことに重きを置いていること。そのため、農家自身が市場調査を実施し、栽培する作物を決めます。
私の配属先の農業センターの農家は、現状市場情報は農業センターからの情報に頼っています。
なので、農家自身で市場調査ができるような取り組みができれば、農家の自立を促すことができるかな、と思いました。

研修中に講師の方はお話されていたNo fun, no SHEP!」と「No belief, no message gets across.というお言葉も印象的でした。
普段の活動も楽しみつつ、農家の生計を良くするという信念を持って取り組んでいきたいです。

【研修で出会った方々】

今までJICAが途上国の現場でどのような活動をしているのかわかっていませんでしたが、今回研修に参加したことでその一端に触れることができ、有意義でした。

またJICA主催の研修なので、講師の方やスタッフは基本的に日本人でした。
なので、今回の研修では協力隊OVの講師の方、JICA本部で働いている方、アフリカ各国で専門家や開発コンサルとして働いている方等いろいろな方とお話する機会に恵まれました。
どの方のお話もとても刺激的で、途上国の厳しい環境の中でお仕事に国際協力のプロとして取り組まれていました。
私達協力隊の活動にもアドバイスを頂くことができ、今後の活動をもって頑張っていこう!と思いました。




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2016年2月29日月曜日

南アフリカでIELTSを受けました


こんにちは。

今週の土曜日に南アフリカの首都プレトリアに上京して、IELTSという英語の試験を受験してきました。
今回はIELTSの簡単な説明と南アフリカでの試験の様子を書いていきます。


IELTSってなに?】

IELTSとはInternational English Language Testing Systemの略で、コミュニケーションが主に英語で行われている世界中の地域で、勉学や就職を目指す人の英語能力を測る試験です。
受験会場は世界で300ヶ所程あり、受験者は年間で250万人にもなるそうです。

日本で英語の試験というとTOEICがメジャーです。
しかし、海外で英語力の証明としてTOEICスコアが使われることはあまりなく、TOEFLIELTSが使われることがメジャーです。
またTOEICListeningReadingがメインで、WritingSpeakingは別途試験を受ける必要があります。
英語はコミュニケーションツールなので、英語力を測る際にはインプットに当たるListeningReadingだけではなく、アウトプットに当たるWritingSpeakingも評価項目に入ってしかるべきだと思います。

IELTSListeningReadingWritingSpeakingの4つの分野で試験を行います。
Academic版とGenaral Training版の2種類がありますが、受験者の80%Academic版を受けています。
私は協力隊終了後にイギリスの大学院への留学を検討しているため、今回のIELTS Academic版を受験しました。

スコアは4つテストそれぞれに1~9のバンドスコアが出ます。その4つのスコアを平均したものが総合バンドスコア(Overall)になります。
大学院留学に必要なスコアは大学院によって異なりますが、私が検討している大学院では6.57.0です。このスコアをTOEICスコアに直すと900点を越えるぐらいの点になります。


IELTS受験 申込~試験前日】

受験申込はインターネット上でできます。British Counsil HPでできました。

受験料はR2,600とかなり高いです(日本円に直すと今のレートで大体2万円程度)。さらに、現在南アフリカランド安が進行しているため、今後受験する際にはR3,200に値上がりになっています…。
協力隊員はドル建てで生活費の支給額が決められているので今回の値上がりも理解はできるのですが、通常の南ア人のようにランド建てで給料をもらっている人には痛手ですね。

申込の際にはパスポートのコピーを提出しなければなりません。パスポートがないと受験することすらできません。受験当日にはパスポート原本が必要になります。

受験当日のタイムテーブルは試験前週の日曜日にメールで送られてきました。
申込時にSpeakingテストは他の3つのテスト日から1週間後の土曜日に行われることもあると書かれていたので少し心配でしたが、無事に他のテストと同じ日になりました。

また今回は受験前日まで1週間JICAの農業研修で出張が入るというイレギュラーな事もあったため、試験へのアプローチが少し難しかったです(この農業研修については次回の記事に回します)。


IELTS受験 当日】

7:30から受付となっていたので、6時前に起床。朝食を食べて6:45にタクシーで宿泊先を出発。
試験会場はTshwane Event Centreでゲストハウスから20分程で着きました。

会場に入ってみるとまずは会議室のような部屋に通されて、まず荷物を預けました。なのでここからは勉強できません。

次に指紋登録と写真撮影。申込時に住所等登録情報を間違えた場合はここで変更が可能です。トイレもここまでに済ませないないといけないみたいでした。

ここまでで8時すぎです。その後8:50ぐらいまでは別室で待機。特にやることもないので、みんな他の受験生と話してました。

そして隣の部屋に移動して、いよいよ試験開始です!


Listening

まずはリスニングから。30分聞き取りをした後に、10分間解答用紙に記入する時間があります。

リスニングは赤外線通信で音声を受信するヘッドフォンで行います。
しかし、ノイズが激しい…どうやら頭を高い位置にキープしておかないと音声を受信できないらしく、少し頭を下げるとノイズで音声が聞こえません…。

単語のスペルがあやしいものがあるのと、少し聞き逃した部分があったので、そんなによくないスコアだと思います。


Reading

次にReadingのテスト(60)。ちなみに午前中のListeingからReading、最後のWritingテストまでの間は試験用紙を回収・配布する以外に休憩時間やトイレ休憩などはありません。

出題内容はざっくりと

part1 忘れました()
part2 石器時代?の話
part3 オーストラリアの動物

part1はそこそこできましたが、part23がいまいちわからなかったです。まだスキャニングする能力が低いなあと思いました。また、語彙力の不足も感じました。


Writing

午前中の最後にWritingテスト(60)Writingでは鉛筆だけでなくペンも使うことができました。

出題内容はたしか

part1 イギリスの5つ(ネット、CDプレイヤー等)のテクノロジーの普及率に関する棒グラフ
part2 公共の場所に飾る芸術品について政府がお金を出すべきか

part1150字以上、part2250字以上とそれぞれ字数制限があります。今回はおそらくどちらも目安の字数には達したと思います。
なんとなくそれっぽいことは書きましたが、どんな評価が出るでしょうか。


Speaking

Writing終了後はお昼休憩になり、順々に試験会場に呼ばれてSpeakingのテストが始まります。

私は14:40からの予定でしたが思ったよりも早く試験を受けることができ、予定より1時間早く試験を終えることができました。
試験官は白人の女性の方でした。

出題内容はたしか

part1
出身地のこと、お菓子のこと、グループで働くことに関すること。

part2
このパートではトピックが書いてあるカードを渡され、話す内容を1分考えた後に1~2分のスピーチを行います。
私のトピックは「重要なお祭り・お祝い事」についてでした。

part3
part2に関連する抽象的なテーマをディスカッションします。
私は「親と友人のどっちに祝ってもらうのが大事か」「誕生日の中でも特別な誕生日はあるか?」「オリンピック等のイベントを開催する国際的なメリットは?」といったことを聞かれました。

試験時間は15分程でしたが、あっという間に終わりました。
日本にいた時よりも英語が口から出るようにはなってきましたが、緊張していたこともあり、わかりにくく間違った文法で話していたと思います。


ということでIELTS試験の振り返りでした。
試験結果は試験の13日後にわかります。今回目標スコアが取れていてもいなくても、自分の今の英語力を知ることができるし、南アでのIELTSがどのように行われているかもわかりました。
どちらにせよ、自分の英語力が足りていないのは自分自身が一番よくわかっているつもりなので、今後も頑張っていきます!




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